2020年より小学校で必修化されたプログラミング教育。
ところがプログラミングって「意味がないのでは?」「勉強する必要ないのでは?」という意見があることも事実です。
プログラミングの学習に意味が無ければ、時間やお金が無駄になってしまいます。
プログラミングの学習は大きな意味があります!
なぜならプログラミングは、大学入試でも出題されることが決定しています。
これからの社会は、プログラミングから逃げることができません。
プログラミングを学ぶと、大きな5つのメリットとたった1つだけデメリットがあります。
大きな5つのメリット | デメリット |
---|---|
学校の授業対策や大学の受験対策になる 論理的思考力が向上する 問題解決能力が向上する コミュニケーション能力が向上する 情報リテラシーを学べる | プログラミング以外の学業がおろそかになる可能性 |
わたしは、プログラマーを8年、システムエンジニアを4年経験しました。
2020年に小学校でプログラミング教育が必修化となり、2025年1月から大学共通テストに「情報」が出題されます。
これから先、プログラミングの知識は欠かせません!
この記事を読んでいただくと、プログラミング教育のメリットとデメリットと、プログラミングにとても大きな意味があることがわかります。
プログラミングの学習は専門性が高く、保護者が教えることが難しいです。
そこで、プログラミング教育の対策は、プログラミング教室で学ぶことをオススメします。
プログラミングを学習するメリット5選
プログラミング教育は、プログラマーを養成するための教育ではありません。
コンピュータの「基本的な知識」や「使い方」を学習することこそが大きな意味です。
メリット①|プログラミングは小学校で必修化され、大学入学共通テストでも出題される
2020年に小学校でプログラミング教育が必修化され、下図のような流れでプログラミング教育が進んでいます。
2025年1月の大学入学共通テストの出題科目に「情報」が新設されることもあり、プログラミングは大きな注目を集めています。
今の小学生は、大学までプログラミングの学習が続くことになります。
大学入試を見据えると、小学生でプログラミングを始めておくことをオススメします。
小学校ではプログラミングという科目はありません
実は小学校でのプログラミングは、国語や算数、理科などの授業の中に交ぜて行われています。
プログラミングという科目は無いことから、通知表にプログラミング学習が直接影響することは無さそうです。
小学校でのプログラミング教育については、こちらの記事に詳しくまとめています。
小6の算数では、「プログラミング」に関する問題が初めて登場。「直線を引く」「左に90度回転する」などと正方形を描くプログラムを例示した後、正三角形の誤ったプログラムを示し、どのように見直したらよいかを考えさせた。
引用元:全国学力テスト、小6算数でプログラミングの問題も(読売新聞)
学力テストに問題が出るのなら、対策は必須ですね
メリット②|論理的思考力が向上する
論理的思考力とは一言でいうと「物事を筋道立てて考える力のこと」です。
コンピュータは人間のように自分で判断することができません。
そのため、プログラムを作るときは論理的な思考が必要です。
論理的思考力には、大きく以下の3つの要素があります。
- 問題分析能力
問題があったときに分析する能力です。
重要な情報を見落とさずに集め、整理することが求められます。 - 問題解決のための結論を導く能力
分析した情報をもとに、正確で効果的な問題解決を導き出す能力です。
その際には、論理的に結論を導くことが重要です。 - 評価能力
導き出した結論に対して評価を行う能力です。
このとき、結論を客観的に評価することが求められます。
その上で、修正や改善を行うことができるようになることが望ましいです。
論理的思考力は、学校や職場での問題解決にはもちろん、日常生活でも非常に重要です。
例えば、旅行の計画を立てるときにも、分析能力や結論を導く能力が求められます。
旅行を例として考えると・・・
旅行に行く前には、交通手段や宿泊先、見どころ、食べ物など、様々な情報を収集します。
そのためには、インターネットや旅行ガイドなどの情報から、最適な計画を立てる能力が必要です。
また、予算や時間を考えて、計画の優先順位を決める能力も必要です。
メリット③|問題解決能力が向上する
問題解決能力は、日常生活や職場で様々な場面で必要とされるスキルの一つです。
プログラムを作る過程で、エラーやバグといった問題が発生することがよくあります。
このような問題を解決するためには、問題解決能力が必要です。
プログラミングを学ぶことで、自ら問題を解決する力を身につけることができます。
- パソコンなどコンピュータのトラブル解決
コンピュータが正しく動かないときに、原因が何かを考えて解決策を見つける能力です。 - 友人や同僚とのトラブル解決
友人や職場で起きたトラブルに対して、何が原因なのか分析して、改善策を考えることができるようになります。 - 交渉や協議
ビジネスでの交渉や協議において、相手の立場や要望を理解し、問題解決のために適切な提案を導き出すことができるようになる能力です。
メリット④|コミュニケーション能力が向上する
プログラミングは、コミュニケーション能力が必要です。
例えば、プログラムを作るときには、要件定義や仕様書などを、仲間と共有して一緒に作り上げていきます。
プログラミングを学ぶことで、以下のような能力を身につけることができます。
- チームワークを学ぶ
プログラミングはチームで協力してプログラムを作り上げることが多いです。
友だちと協力し、意見を出し合って、最終的なプログラムを作り上げることで、協力することの大切さを学び、チームワークの大切さを学びます。 - 自分の考えをわかりやすく伝える能力
プログラミングでは、自分が作ったプログラムを他の人に紹介することがあります。
その際には、自分が作り上げた作品を、わかりやすく説明することが求められます。
子どもたちは、自分の考えを他人にわかりやすく伝えることができるようになります。 - 自己表現のスキルを高める
プログラムを作る際には、自分の考えをプログラムに反映させる必要があります。
自分の考えを形にすることで、自信をつけることができ、自己肯定感を高めることもできます。
メリット⑤|インターネットの情報リテラシーを学習できる
昨今、SNSで個人を攻撃したり、中傷することが問題となっています。
お子さんがインターネット上で攻撃されてしまったらどうしますか?
個人情報の流出の危険など、インターネットを使用するにはリスクが多いです。
今や小学生でも、スマホを持ち簡単にインターネットにアクセスできます。
これまで、インターネットのことを学ぶ場がありませんでした。
自分の身は、自分で守らなくてはなりません。
しかし、いつどこで攻撃があるのかもわかりません。
これらのことも含めて学べるのが、プログラミング教育のいいところです!
SNSなどから自分の身を守ること。
攻撃された時にどう対処するかなど学んでおきたいですね!
\ 初心者向けのプログラミングスクール /
プログラミングを学習するたった1つのデメリット
プログラミングを学習するにあたり、デメリットはたった1つだけです。
- プログラミング以外の学習がおろそかになってしまう可能性
デメリット|プログラミング以外の学習がおろそかになってしまう可能性
プログラミングに熱中することにより、他の教科の学習がおろそかになってしまう可能性があります。
プログラミングばかりに集中してしまい、他の教科の学力が下がってしまうのではないか?と心配になりますよね。
確かにプログラミングは夢中になってしまう可能性はあります。
なぜなら、プログラマーは超売り手市場だからです。
プログラマーは、今後人材不足が加速し、ニーズが高まることが確実視されています。
IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果(経済産業省 )によると、IT人材は年々不足する予想がされています。
ITニーズは年々高まっていきますが人材は減っていっています。
2030年の人材不足は約59万人となり、ITの分野は売り手市場になっていることが予測されています。
プログラミングができると、仕事に困りません!
プログラミング教育はいつから始めればいいの?
2020年より必修化になったプログラミング教育。
プログラミングの学習をいつから始めれば良いか解説します。
小学校低学年で始めることをオススメします
プログラミング教室は小学校低学年のうちに始めることをオススメします
- プログラミングの授業が始まる前に学び他の子に差をつける!
低学年のうちは遊びながら楽しく学ぶことができます - 高学年になると、他の子についていけなくなる可能性がある
- プログラミングの授業が始まる前に学び、他の子に差をつける!
プログラミングは、最近大人気の習い事です。プログラミングを学ぶ子どもはたくさんいます。
早めに勉強を開始して、友達に置いていかれないようにしたいですね
小学校でのプログラミング学習は3〜4年生で始まることが多い
小学校の現場では、何年生から授業が始まるのでしょうか?
『小学校プログラミング教育の手引(第三版)』を確認すると、プログラミング教育が何年生からと明記されていません。
しかし、主に「3〜4年生」で学ぶことが多くなるようです。
小学校でのプログラミング教育については、こちらに詳しくまとめましたのでご覧ください。
プログラミングで挫折しないためには?
プログラミングは、とても特殊な勉強です。
プログラミングは、独学で学ぶには大変ハードルが高いです。
- 保護者がプログラミング未経験
- 学校の先生も専門ではない
子どもに質問されても、教えることができません
大人向けプログラミングスクールを運営している侍エンジニア塾の調査によると、プログラミング学習の際に約9割にあたる87.5%が挫折を経験しているそうです。
プログラミング教室が長続きしない理由は、こちらに詳しくまとめています。
プログラミングで挫折しないために、プログラミング教室に頼ることをオススメします。
- 専門の講師が基礎から教えてくれる
- 分からなかったら講師にいつでも聞ける
- 分かりやすい目標を教室が立ててくれる(モチベーションの維持)
プログラミング教室は沢山あります。選び方を間違うと痛い出費となり後悔してしまうことになります。
はじめてのプログラミングについてはこちらの記事にまとめています。
まずは無料体験をしてみてください!
まとめ|プログラミング教育はメリットが大きい
小学生でもスマホを持ち、インターネットを通じて情報のやり取りをする時代。
プログラミング教育は、現代社会を生きていくうえで必須の知識と言えます。
- 小学校・中学校・高校でプログラミング学習がスタート
さらに、大学入学共通テストの出題教科に「情報」が新設 - 論理的思考力が向上する
- 問題解決能力が向上する
- コミュニケーション能力が向上する
- 情報リテラシーを学習できる
プログラミングは早めに勉強を始めることをオススメします。
プログラミングができると、将来役に立ちます!
年長さんや、小学校低学年から学ぶことができますので、早めに始めて周りに差をつけちゃいましょう!
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