ゲーム好きの子どもならだれもが夢見ること。
それは、「自分の考えたゲームを作ってみたい!」という事ではないでしょうか?
実は、小学生では将来なりたい職業としてゲームプログラマーが大人気です。
しかし、お子さんが「ゲームを作りたい」「ゲームプログラマーになりたい」と言っても、心配は色々出てきますよね。
- うちの子はゲームプログラマに向いているの?
- プログラマーの仕事って大変て聞くけど本当に大丈夫?
- ゲームで遊んでいるだけなのに、本当に勉強するのかな?
ゲームプログラマーは「ゲームが大好き」ということが一番必要な素質です。
なぜなら、プログラミングはコツコツと組み上げる地味な作業が続きます。
それを乗り切るためには自分でゲームを作るという情熱に他ならないからです。
<プロフィール>
- 30代後半 で1児のパパ
- プログラマー歴:8年
- システムエンジニア歴:4年
私も、子どもの頃はゲームを作りたいと思っていましたが、何を勉強すればいいのか分かりませんでした。
しかし現代は、小学校でプログラミングが必修科目となり、子どもたちも身近な将来像として感じることができているようです。
小学生のころから将来の目標を明確にできていれば、それに向かって学習ができるので、夢がグッと近くなります。
ゲームプログラマーに向いている子どもは?5つの要素を解説
ゲームが大好きな子ども
まずは大前提としてゲームが好きであることが大切です。
プログラミングは地味でコツコツとした作業が多くなりますので、本当にゲームが好きではないと続かなくなってしまいます。
ゲームを作りたいという情熱が、プログラミングをする燃料となります。
雇う側の企業もゲームに情熱を持っている人材を望んでいます。
子どもがゲームを作りたいと言っていたら、どんなゲームを作りたいか耳を傾けてあげたいですね♪
- どんなゲームを作りたい?
- このゲームどうやったらもっと面白くなると思う?
色々なアイデアを出すことで想像力が豊かになり、ゲームをプレイする側から作る側へと思考をチェンジします。
ゲームの楽しさを熟知したゲームプログラマーは、プレイヤー視点で様々な面白い工夫を凝らせるようになるでしょう。
パソコンやタブレットをよく触っている
ゲームの開発はどうしてもパソコンを触る時間が長くなります。
普段からパソコンやタブレットを長い時間使っているということ、それだけコンピュータに慣れていますし苦手意識もないはずです。。
小学生のプログラミングはゲーム感覚でできます。
パソコンやタブレットで遊んでいる時間を、プログラミングの時間にできれば、遊びを学びの時間へと変化させることができます。
プログラミングが好き
ゲームプログラマーはプログラミングをすることがお仕事になります。
プログラミングがあまり好きではない、得意ではないとなればプログラマーの道は険しくなってきます。
とはいえ、プログラミングをしたことなければ好きかどうかわかりません。
もしゲームプログラマーを目指すのであれば、実際にプログラミングをやってみましょう。
まずは、Scratch(スクラッチ)から始めるのが最適です。
Scratchは完全無料でパソコンやタブレットを使用してプログラミングを行うことができます。
パソコン教室でもこのScratchを使用している場合が多くあります。
Scratchであれば、難しいプログラミング言語を覚えることなく、マウスで簡単に操作ができます。
慣れてくると、自作でゲームも開発できるようになります。
※ Scratchとは、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で公開しているビジュアルプログラミング言語です。画面上に準備されているブロックを組み合わせてプログラムを作り、そのプログラムによって画面上のキャラクターを動かしたりできます。
また、「Scratchをどう始めたらいいのか分からない」「設定方法が分からない」という方も多いと思います。
このような方は、プログラミング教室がオススメ。
ゲームプログラミング教室のランキングを作成しました。
無料で体験することができますので、まずは試してみてはいかがでしょうか?
細かい・小さいことを気にするタイプ
プログラミングはたった1文字違っただけでエラーが起きてしまいます。
そのエラーを見つけるために「デバッグ」というエラーを探す地道な作業が必要です。
大雑把な性格だとしっかりとしたエラーの除去ができません。
細く小さいとこまで気にする性格だと、エラーを見つけ、正しいプログラムを作成することができます。
コツコツとした作業が苦でない
プログラミングは非常に地味でコツコツした作業になります。
パソコンにコードをずっと入力してて苦にならないような素質が必要です。
プログラマーってどんな教科が得意だと有利なの?
プログラマーは理系・文系関係ない
プログラマーは理系のイメージが強くあります。
難しい数式を組まないといけないようなイメージがあるかもしれません。
その理由は、難しい計算はプログラムでコンピュータが行うように作ればいいからです。
私も文系の人間ですが長くプログラマーをしていました。
※ ただし、組み込み系など一部理系の知識が必要な分野がありますが、ゲームプログラミングであれば関係ありません。
英語はできた方が断然有利!
ゲームは海外での人気も高く、海外向けのゲーム開発も多いので英語力のある人は有利になります。
プログラミングと英語が両方できると、世界中で活躍できるIT技術者になることができます。
世界の地域別コンテンツ市場は、2021年現在でもさらに伸び続けています。
特にアメリカで伸びており、英語が話せることは、ますます有利になるでしょう。
実は、プログラミングと英語は相性が抜群に良いことをご存じでしょうか?
なぜなら、プログラミング言語はもともと英語で作られているものが多く、英語そのものを理解していればプログラミングの知識もスムーズに増えていくからです。
もし可能なら、プログラミングと一緒に英語も勉強することをおすすめします。
プログラミングと英語を両方勉強した方がいい理由を詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。
どんな教科より向上心が一番大切
ITの世界は常に新しい情報に溢れています。
新しい技術や言語など、常に最新の情報を勉強していく向上心が大切となります。
プログラミング学習は学校の授業だけでは物足りない!
2020年度よりプログラミングが小学校でも必修化されましたので、小学校でも学ぶことができます。
しかし、小学校で学ぶプログラミングは基礎的なものであり、本格的にゲームを作ろうという子どもには物足りない内容となっています。
小学校でのプログラミング授業ってどんな内容なの?
小学校でのプログラミング授業はゲーム製作を行うような難しい内容ではありません。
国語や算数、理科などの授業の中に交ぜて授業が行われ、論理的思考力などを鍛える内容がメインとなります。
2022年には全国学力テストの小6算数でプログラミングに関する問題が出題されました。
全国学力テスト、小6算数でプログラミングの問題も…4年ぶりに理科実施(読売新聞オンライン)
また、2024年から大学入学共通テストの出題教科に「情報」が新設されることから、プログラミング学習の重要度は高まっています。
小学校のプログラミング授業について詳しくまとめました。
気になる方はぜひ参考にされてください。
ゲームプログラマーを目指しているお子さんは、学校のプログラミング内容など気にするレベルないくらい基礎的なものでしょう。
プログラミング教室ってどうなの?
プログラミング学習はかなり特殊な内容です。
ご両親に特別な知識がないのであれば教えることも難しいです。
独学で勉強しようとすると挫折することになりかねません。
・気軽に聞ける環境になかった
・エラーが解決できなかった
・モチベーションが続かなかった
誰かに相談できる環境でないと先に進めなくなってしまいます。
プログラミング学習が続かない理由は、こちらの記事に詳しくまとめました。
本気でゲームプログラマーを目指すのであれば、プログラミング教室に通うことをおすすめします。
プログラミング教室は、専門の先生が教えてくれ、年の近いお友達と切磋琢磨しながら学習できるなど、魅力がたくさんあります。
また最近は、オンライン授業で学習できる教室も増えています。
オンライン授業の最大の魅力は、地方であっても都会の子どもと同じ授業が受けられることです。
近くに教室がなくて諦めていたお子さんも、オンラインでつなげば夢に向かっていくパスポートを得たようなものです。
また、プログラミング教室は3種類あります。
プログラミング教室を深く考えずに選んでしまうと、後で後悔してしまうことになります。
- ゲームやアプリのプログラミングをメインとする教室
- ロボットを作ったり動かしたりすることがメインの教室
- 学校で学習するプログラミング授業の対策を目的とした教室
間違ったプログラミング教室を選んでしまわないように注意してください。
プログラミング教室の選び方について、こちらの記事にまとめましたのでぜひ参考にされてください。
この記事では、ゲームプログラマーを目指すことができるプログラミング教室を選ぶことをおすすめします。
ゲームプログラマーを目指す小学生のためのプログラミング教室をまとめています。
この記事の中から選ぶと、ゲームプログラマーを目指せるプログラミング教室に巡り会えます。
ぜひ参考にされてください。
ゲームプログラマーはゲーム製作で最も重要なポジションです
ゲームプログラマーってどんな仕事をしているのでしょうか?「ゲームを作っている人」というのは間違いないでしょうが、どんなことをしているのか知らない方も多くいます。
ゲームの製作には、企画やデザイナー、サウンドクリエイター、シナリオライターなど様々な職種があります。
その中でもプログラマーは、ゲーム上でのキャラクターを動かしたり、適切なタイミングで効果音を鳴らしたりすることを作成します。
これは、ゲームの基盤となる部分で大変重要な役割となります。
また、開発だけではなくゲームが正常に動作するかのチェックをすることも重要です。
ゲームが途中で止まってしまったり、予想外な動きをしないかをテスト(デバッグ)します。
ゲームを作る重要な根幹のポジションにいるのが、ゲームプログラマーです。
ゲームプログラマーは成長産業です!
スクウェア・エニックス 、ソニー、任天堂などの大企業から、技術を生かしてフリーランスでの業務委託まで幅広い働き方ができることが特徴です。
ゲームプログラマーの大手企業の年収
大手の企業の平均年収はかなり高いようです。
ゲーム業界の平均年収(2022年8月調べ)
スクウェア・エニックス :1,427万円
ソニーグループ:1,044万円
任天堂:988万円
セガサミーホールディングス:805万円
ゲームプログラマーの働き方は?
ゲーム制作会社というと、休みが全然なく大変な仕事だというイメージもあると思います。
確かに、ゲーム制作の現場では納期が決まっているため、納期が近づくと残業が多くなったり、休日出勤が増えたりするようです。
しかし、現在の開発現場では基本的には暦通りの休みがあり、通常時は残業もそれほど多くありません。
納期が迫っていると忙しくなるのはどこの業界でも同じであり、ゲーム製作だけに限られたものではありません。
プログラマーは常に人材不足であり将来的にさらに加速する
プログラマーは、今後人材不足が加速し、ニーズが高まることが確実視されています。
下に示した図は、経済産業省から出されたIT人材の今後の予測です。
ITニーズは年々高まっていきますが人材は減っていっています。
2030年の人材不足は約59万人となり、ITの分野は売り手市場になっていることが予測されています。
またゲームは世界中で人気があり、日本から海外へ進出できる産業のひとつでもあります。
最近は、家庭用ゲームだけではなく携帯のアプリゲームが人気が人気なので、ゲームプログラマーの需要はますます増えているようです。
まとめ|好きなことを仕事にする!
ゲームプログラマーを目指すには、ゲームが好き!ということが一番の素質です。
好きなことを仕事にできるのは、それだけで幸せなこと思いませんか?
- ゲームが大好きな子ども
- パソコンやタブレットをよく触っている
- プログラミングが好き
- 細かい・小さいことを気にするタイプ
- コツコツとした作業が苦でない
5つの要素をあげましたが、プログラミングを実際にしてみないと実際に向いているかは分かりません。
プログラミング教室は無料で体験できます。
まずは1度体験してみるのが良いのではないでしょうか?
ゲームプログラマーを目指すのにオススメの教室はこちらにまとめています。
プログラマーは理系・文系関係ありません。
どの科目が得意だと有利ということはありませんが、会社によっては海外での展開などもあるでしょうから、英語ができると断然有利になります。
プログラミングと英語の関係についてはこちらに詳しくまとめています。
また、ゲーム制作の現場では納期が近づくと残業が多くなったり、休日出勤が増えたりするようです。
ただ、他の業界でも納期が近づけば忙しくなるものであり、ゲーム製作に限ったものではないと思います。
プログラマーは今後需要がますます増えていくことが確実視されています。
また、2025年から大学入学共通テストの出題教科に「情報」が新設されることから、プログラミング学習の重要度は高まっています。
プログラミングを勉強して損をすることは何一つありません!
特にゲームが好きであれば、プログラミングを学ぶことで、将来の大きな選択肢の一つになるでしょう。
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